<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 茨城 奥久慈  三鈷室山
2017年7月19日(水)


”三鈷室山の頂上にて全員集合”

[概要]
茨城県と福島県の県境にある三鈷室山は古い歴史のある山である。 標高は870mと、茨城県の山の中でも高い方から5,6番目にランクされている。

今月はとなり町にあって歴史深い里山を歩いてみた。

[メンバー]  :ハイキング同好会員9名
[山域&山名]:奥久慈(茨城)、三鈷室山(870m)

[天候 ]      :曇りのち晴れ
[行程 ]      :登山口(540m) 9:40 - 三鈷室山(12:18-13:12) - 登山口 14:38


最初に里美ふれあい広場の駐車場に集合し、そこから三鈷室山登山口へ。

このところ暑い日が続くが、今日はその中でも比較的凌ぎやすいハイキング日和となった。


9:40   登山口





     ”JA直売所跡が出発地点。”






     ”登山口の脇に三鈷室のいわれを書いた碑がある。”


宝亀7年(776年)に行基大師が民衆に災いを及ぼす狼の害を除く為に高峰を開き三鈷の室と名付けた。 三鈷とは仏具の一種をいう。





     ”まずはなだらかな林道を行く。この辺は余裕の表情。”


ヤマケイのガイドブックに掲載の林道を目指して歩くが、余り人が入らないようで、途中で道がなくなってしまう。 止む無く、少し戻り別の道を登る。





     ”三鈷室山まで2826m。とかなり細かい案内標識”


途中杉の伐採地を抜けて上に登ると歩きやすい林道に出る。





     ”歩きながら話す? しゃべりながら歩く??。”






     ”730m地点で林道から別れて登山道に入って行く。”






     ”この稜線は昔の藩の境で土塁が延々と延びている。
   歴史を感じる構築物である。”


この土塁を境に茨城側は杉の植林帯。福島側は広葉樹林帯とはっきり分かれている。





     ”登山道を行く。頂上まであと1km。”






     ”頂上直下の草原地。時期は少し遅いがワラビが出ていたので摘みながら。”


最後の急坂を登るとそこが頂上だった。三角点がある筈だか、どこにあるか見当たらない。


12:18   三鈷室山





     ”由緒ある三鈷室の祠”


ここにはNTTの鉄塔があったが、最近撤去されて頂上は更地になっていた。その脇の草地で昼食とする。





     ”まずはカンパーイ。(橘さんがドライゼロを冷凍して運んでくれました)”


いつもの様に、冷たいスイーツなどを配って戴き、コーヒーを沸かして楽しい昼食でした。





     ”三鈷室の祠の脇で全員集合写真”


昼食大休憩のあとは下山。帰りは市道を戻る。





     ”下山途中でアサギマダラを見つけました。
    オカトラノオの花にとまってみつを吸っている。”






     ”また別の場所でアサギマダラが。
    秋になると台湾まで3000kmを渡るという。”






     ”市道岡見線を快調に? 下る。”


数は少ないが夏の花が咲いていました。





     ”オカトラノオ”






     ”キツリフネ(釣り舟草の一種)”






     ”ノカンゾウ(甘草の一種)”


長い舗装道路歩きが疲れたころ、登山口に到着。


14:38   登山口

最初に道迷いの思わぬアルバイトがありましたが、真夏の割には比較的涼しく快適なハイキングは無事終了しました。



今回のコース




  ”今回の軌跡、 登り:赤、下り:青”(道迷いの軌跡が残る)


今回のコースのグラフ




  ”累積標高差:460m 、延べ延面距離:約10km”