<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 茨城 久慈山地  西金砂山
2023年2月22日(水)


”西金砂山の入口で全員写真”


[概要]
常陸太田市の北西部に位置する東金砂山、西金砂山は頂上に神社を祀り、茨城の重要な修験道の山である。 その歴史は古く西金砂神社は 806年創建と云われている。

この西金砂山は名前の通り金が産出されたと伝えられ金砂城址があった。

また、この神社は全国的にも大変珍しい祭禮として、天下泰平、五穀豊饒を祈願する磯出祭禮を72年ごとに執行し、 神社から約30km以上離れた日立の海岸までを御神体を担ぎ数日かけて行進する。直近では平成15年に実施している。

今日はそのうちの西金砂山の祭禮道を天下野(けがの)から往復ハイキングした。

厳冬期の中気温は低いが好天に恵まれた穏やかな日に、素晴らしいハイキングを経験することが出来ました。

[メンバー]  :ハイキング同好会会員11名
[山域&山名]:久慈山地(茨城)
        :西金砂山(412m)

[天候 ]      :晴れ


西金砂山
[行程]      :天下野 9:45 - 西金砂山 (11:40 - 13:00) - 安龍ノ滝 13:40 - 天下野 15:15

9:45   天下野集会所

集会所の駐車場に集合しそれぞれに準備して出発。今日の気温は低いが風もなくハイキング日和です。





     ”出発前の朝礼です。”


ここの駐車場は直ぐ脇から登山道がスタートする便利な場所です。

舗装路を暫く登ると東側の風景が見えるようになる。





     ”少し歩くと東金砂山方面が見える。”





     ”そして西金砂山方面の全景も見える。”


舗装路を約1km進むと祭禮道と書かれた山道に入る。これが72年毎に行われる、 磯出大祭禮の際の山から下る道であろう。





     ”西金砂神社祭禮道の碑。”


最初はなだらかな畑のあと地を行くがそのうちに尾根道(祭禮道)に入る。





     ”暫く行くと登山道の為にあるような
    細い”蟻の戸渡り”のような道になる。”


それ程急ではないが、細い登山道(祭禮道)は緩急の勾配をつけながら尾根に沿って続く。





     ”途中で何度か休憩しウェア調整をする。
    気温は低いが登りが続くので汗ばむ。”


やがて登りが終わり 少し下ると金砂神社の領域に入ったことを示す鳥居が現れる。





     ”天下野口の鳥居。”


大藪蜂巣線の舗装された林道に出ると、間もなく金砂神社の目印、大イチョウとサワラのの巨木が目に入ってくる。 これは県指定の天然記念物である。





     ”右の大イチョウと左の大きなサワラ。”


鳥居の前には「ふるさと民族伝承館」があったが現在は撤去され更地になっていた。これは平成の初めに ふるさと創生事業で建てられたものだが・・・





     ”拝殿に通じる約100段の階段を登る。”





     ”階段を登りきったところにある、徳川斉昭公の歌碑。よく読めないが
    「眺むれば 心のくまもうちはれて さやかに匂う遠の山の端」とあるようだ。”





     ”立派な拝殿(昭和63年に再建された。)”





     ”拝殿の前でひと休み”





     ”願いを込めて、2礼2拍手1礼”

拝殿の左手から再び約百数十段の階段がありその先が本殿である。





     ”本殿前の階段を頑張って登る。かなり急な石段です。”





     ”西金砂神社の本殿。以前来たときは修理中だったが
   今は修理がおわっていた。”


11:40   西金砂山(西金砂神社)

本殿の後ろに展望台がある。以前は回りの樹木も小さくもう少し広い範囲で眺められたと思われる が、今でも西側の素晴らしい景色を眺められる。





     ”展望台から見える西方の眺望。山々山が続く自然豊かな久慈山地の景観”





     ”西方の眺望少しアップで見る。この辺の地名は大草原(おおくさっぱら)という。”





     ”日光連山をズームで。
    左から男体山、白く見える白根山、大真名子山、女峰山”





     ”本殿の西側で少し休憩。”

眺望の後は急な階段を下りて神社前の鳥居付近でゆっくりと昼食





     ”昼食前に全員の集合写真”





     ”持参のお弁当で昼食。
    恒例のコーヒーも。”





     ”昼食場所の全景。南向きの日当たりの良い場所です。”


ゆっくりと休憩したのち下山する。

安龍ノ滝に立ち寄りして帰ることにする。 安龍ノ滝までの約70mの下りは変化があり、ちょっとマニアックな道でした。
登山道脇の逆川はところどころ氷が張って水流は僅かである。

13:40   安龍ノ滝





     ”水量が少ないが僅かに氷結していた。”





     ”安龍ノ滝を少しアップで見る”






     ”安龍ノ滝の対面の斜面にツララが出来ていました。”


氷結の滝見をしたあとは、逆川の源流を遡って林道まで戻った。

その後は登ってきた祭禮道をそのまま下り駐車場まで下った。


15:15   天下野(駐車場)

西金砂神社はすぐ下まで車で行くことができるが、今回は大祭礼の行列をイメージして、いにしえの祭禮道を歩いて登った 。

今日は帰りに少し氷結した滝も見て、この時季としては申し分のない天気のなかのハイキングを堪能した一日でした。


西金砂山のGPSログ



  ”赤:登り、青:下り、一部登りと同じ下りルートは省略。”

 : 「GPS計測累積標高差(700m) 延べ距離(9.6km)」