[概要]
常陸大宮市から城里町にかけての一帯は御前山県立自然公園に指定され幾つかの山が連なる。
昨年は御前山を東から西に縦走したが、今回はその直ぐ南の尾根の赤沢富士を登って見た。
同じ城里町の鶏足山にも赤沢富士と呼ばれるピークがあるが今回登った山とは異なる。この辺りの山は古くから地元で
信仰の対象とされてきた由緒ある山であることが今回登って解った。
今年の春の進みはかなり速く、例年ならば出会える東国みつばつつじなどは既に咲き終わっていた。
[メンバー] :ハイキング同好会会員7名
[山域&山名]:城里町(茨城)
:赤沢富士(275m)
[天候 ] :晴れ
赤沢富士
[行程] :道の駅(かつら) 9:35 - 白山神社 (10:30 - 10:40) - 赤沢富士(11:35 - 12:30) - 道の駅 14:20
今回の出発地道の駅(かつら)に集合し、出発準備をする。この道の駅はキャンプも出来る広い駐車場がある。
今日は連休前の平日で比較的空いているが明日からはここもかなり混雑するだろう。

”道の駅の駐車場で出発前のメンバー”
9:35 道の駅出発

”道の駅にあるハイキングコース案内図”
道の駅を出て国道123号を約1kmほど南東に進む。途中から旧道に入り、白山神社の参道入口に出る。
いずこも同じだが、この辺りは殆ど人影もない静かな農村風景になっている。

”参道の入口を表す旧い石碑が建っている。”
ここからほぼ真南の方向に向かい神社の参道を目指す。向かいの山肌の鮮やかな緑が目にしみる。

”民家の庭先に咲く白いつつじと、向かいの緑の山肌、そして澄んだ青空が美しい。 ”

”向かいの緑の山肌の途中にフジの花が浮かぶように咲いている。”
やがて林道に入ってしばらくすると白山神社の登山口の祠が現れる。

”登山口に建てられた祠”

”鳥居があり、ここから本格的な山道になる。”
真南に延びる尾根の上に付けられた参道(登山道)は急坂で、神社にお参りするにはかなり厳しい道である。

”登り初めて直ぐに不動明王の像があった。”

”坂の途中に各所の神社の分祀がある。
これは天満宮”

”これは駒形神社”
標高150m付近でこのコース唯一の展望地があり、ここで ひと息付き、眼下に見える那珂川などの眺望を楽しむ。

”展望地から眺める那珂川と遠方の西金砂山方面の山並”

”飲み物休憩とウェア調整。比較的涼しいが急坂登りで汗をかく。”

”上の方にも神社の分祀がある。
これは金精神社。子孫繁栄、夫婦円満 だろうか。”
やがて急な坂は終わり、白山神社に到着した。
10:30 白山神社

”白山神社の立派な拝殿。
せまい地に建てられているので周りには余りスペースはない。”

”ここでスイーツの栄養補給。
中村農園で採れた朝摘みいちご”
休憩のあと赤沢富士に進む。これから先は少しヤブっぽい道が続く。

”神社の裏にある階段を降りて行く。”

”途中に手製の標識が立てられているのでこれを頼りに。”

”立派な標識もあった。”
広葉樹の森にところどころ檜の植林が混じっている登山道をアップダウンしながら進む。

”新緑の葉が透き通るように輝くこの時季ならではの美しい風景に見とれる。”
広葉樹の林をしばらく行くとやがてなだらかになり、そこが赤沢富士の頂上だった。
残念ながら周りを樹林で囲まれているので眺望はない。
11:35 赤沢富士
頂上はちょうど我々が休む程度のスペースがあり、ここで大休止し昼食とする。

”背景は余りぱっとしないが、頂上での全員写真
逆光であまりいい顔色に写らないが皆さん元気ですよ!!”

”約1時間の大休憩のあと、腰をあげて下山にかかる。”

”下りの最初はなだらかな樹林帯を気分よく歩く が・・・”

”広い方の道を下っていったら、どうやらこちらは登山道ではない。”

”200mほど戻るとそこに小さな案内板があった。
すみの方のこんな小さな標識ではこの道を知っている人しか判らない???”
正しい下山路はヤセ尾根状になっていて迷うことはない。
最初はなだらかだが、段々急になる。
約200mをひたすら下る。

”急な坂を注意しながら下る。”

”最後の急坂を降りると皇都川沿いの林道に出て、ヤレヤレ”
林道からは道の駅まで約30分、周りの草花を眺めながらノンビリ歩いて今日の行程は終わりました。

”皇都川沿いの林道を道の駅に向かってのんびり歩く。”

”林道わきのとても背が高い樹々。20mくらいはありそう”

”林道脇に咲いていた花々”
14:20 道の駅
今日は5月連休の直前、速足で進む春を追いかけながら新緑となった里山歩きを堪能しました。
赤沢富士のGPSログ

青:登り、赤:下り
GPSログのグラフ

"累積標高:460m 延べ距離:7.6km "