[概要]
御岩神社の創建は明確ではないが、日本最古の書のひとつ「常陸風土記」に「かびれの高峰」の記載があることから古代から信仰の聖地
であったと窺えます。また近年パワースポットとして全国的に有名になりかなりの参拝者が訪れるようになりました。
御岩山に続く高鈴山は日立を代表する山で、標高はスカイツリーにあと僅かの623mである。
この夏は近年稀にみる暑さが続いているが、御岩山は杉の巨木が繁り、沢水も流れて猛暑の日とは思えない涼しさの中
でハイキングを楽しむことが出来ました。
[メンバー] :ハイキング同好会会員9名
[山域&山名]:日立(茨城)
:御岩山「おいわさん」(530m)・高鈴山「たかすずやま」(623m)
[天候 ] :晴れ
[行程] :御岩神社駐車場 8:45 - 御岩神社 9:05 - 御岩山 10:15 - 高鈴山(11:10-12:00)
駐車場 13:40
8:45 御岩神社駐車場
今日も猛暑の予報が出ている。なるべく早い時間にハイキングをしようと、9時定刻の前に皆さんが集まり、
予定よりかなり早めの出発となった。

”駐車場にて出発準備。今日の参加者は9名”
駐車場から神社への旧道を進んでいく。時間が早いのでこの時間参拝者は少ない。

”鳥居をくぐって神社の境内に進む。
境内は清掃が行き届いて大変気持ちが良い”

”大きな杉木立の中の参道を行く。”
猛暑日のハイキングということでまず暑さの心配をしたが、神社境内に入った途端その心配は全くの杞憂に変わった。
巨木から発せられる陰イオンと、脇を流れる
冷たい小川。自然の大きなエアコンの中にいるが如きの感じである。

”御岩山全体を描いた案内絵図”
参道を暫く行くと、この神社の名物、「三本杉」が現れる。三本に分岐した巨木杉の迫力に圧倒される。

”三本杉の前で。
人間の大きさと比較して杉の巨大さがわかる。 ”

”森の巨人100選の看板 ”

”三本杉の幹部分と、掛けられた注連縄 ”

”楼門を通っていく。”

”参道の両側は苔で覆われた起伏がまるでミニ庭園のように美しく見た目にも涼しい。”

”江戸時代に描かれた案内図の復元版”

”阿弥陀如来坐像が設置されている回向殿”
境内には多くの神社、が祀られていて、参る度にそれぞれ賽銭をあげた。皆さんにご利益があるように!!

”この神社の本殿ともいうべき御岩神社”
ここから参道は少し細くなって山岳信仰の山らしい雰囲気に変わる。参道は登りと下りは別の道に分かれている。

”参道の案内図”

”細くなった表参道を行く。杉の巨木により直射日光は遮られ、
参道の両側は玉あじさいなどの小灌木がきれいに整備されている。”
最初なだらかだった参道は次第に杉の根が張り出す急な登山道に変わっていく。

”かびれ神宮前の急な階段を登る。”

”かびれ神宮”
ここまでが表参道でこの先は一本の登山道にかわるのでここで大休憩とする。

”ここでANさんから皆さんにスイーツの差し入れ。
アイスクリーム入りの重い保冷ケースを担ぎ上げてきました。”
御岩山までの登山道は少し広くなり、緩急織り交ぜて高度を上げていく。稜線に近づくにつれ、吹き上げてくる涼風が気持ちよい。

”向陽台との分岐にでて休憩”

”御岩山まで、今日一番の急な坂を頑張って登る。”

”小さなピークをひとつ越えたところが御岩山である。”
10:15 御岩山

”すぐ脇にパワースポットとされる神社の祠が注連縄で守られていた。”

”御岩山から見た北方の景色。遠方が霞んでいる。”
ここから高鈴山までは高度差約100m。小さなアップダウンを越えていく。

”登山道脇には笹が繁り、周りは雑木林に変わった。”
11:10 高鈴山
頂上付近は7年前に来たときより、更に人工物(アンテナ類)が増えていた。周りの樹々も大きくなって見晴らしはかなり悪くなっていた。

”頂上で全員の写真”
ここで大休止をしてゆっくりと昼食とする。展望台デッキは日射しがあるので日陰を選んで休憩。

”昼食風景”

”高鈴山の展望台にて”
ゆっくり休憩のあとは往路を辿って下山する。登りにあえいだ登山道も下りはすいすい。

”向陽台との分岐まで降りて休憩。”
裏参道を下ればあっという間に神社の境内に戻る。

”薩都神社で最後のお参り”

”赤い橋が見えたら終点は間近”
13:40 駐車場
下界は連日の猛暑。そんな暑さを忘れるような冷涼な空気と、高原を吹き抜ける爽やかな空気とを味わった真夏のハイキング
は無事終了しました。
御岩山・高鈴山のGPSログ

”「GPS計測 累積標高差(約680m) 延べ距離(8.2km)」”