阿武隈高地
竪破山
2024年 9月25日(水)
”太刀割石の前で全員集合”
[概要]
今月のハイキングは久し振りに十王地区の山行となった。日立の北端に位置して市内最高峰となる竪破山(たつわれさん)である。
この山は古来からの伝説の地で江戸期には巨岩・山岳信仰が盛んになり、頂上付近には黒前神社を祀り 由緒ある山である。
登山口は日立市だが、頂上は高萩市との境となっているため、日立市として手抜き状態なのか?登山口までの進入道路の 荒れが酷くせっかくの景勝地なのに残念!!!
[メンバー] :ハイキング同好会員9名
[山域&山名]:阿武隈高地南端(茨城日立)、竪破山(658m)
[天候 ] :曇りのち小雨
[行程 ] :竪破山登山口9:30 - 竪破山(10:35-10:45) - 太刀割石(11:00-11:40) - 下山12:50
第二鳥居前駐車場が集合場所であるが、第一鳥居から先が物凄い悪路と夏草が繁り、車走行は難儀した。
”登山口にある竪破山の案内図、
ここは花園花貫県立自然公園の一部である。”
”第二鳥居前駐車場で仲間の到着を待つ ”
9:30 竪破山登山口を出発
杉林の中に付けられた歩き易い登山道を行くと所々に巨岩、奇石が現れる。
”「不動石」 岩の上に不動明王が祀られている。横8mの巨岩
沢の水が引かれて不動石の上から流れている。”
”「烏帽子石」 八幡太郎義家が被っていた烏帽子に似ている。横7mの巨岩。”
登山道は急坂あり 九十九折れありで少しづつ高度を上げていく。周りの杉林は枝打ちを行って整理され見た目もすがすがしい。
途中、手形石、炭焼き小屋跡、弁天池等を過ぎ、仁王門を通り、釈迦堂、黒前神社に向かう
”「甲石」 正面に石をくりぬいた祠があり薬師如来が祀られている。
岩の割れ目からかなり大きな木が上へ伸びている。”
”釈迦堂の脇に建てられた記念碑。県会議長、国会議員をつとめた岡部英男氏が
発起人になって日立市と十王町が合併した時点(昭和61年)に
登山口、登山道、展望台等を整備したとある。”
黒前神社への急坂は250段以上もある石の階段参道となって、今日一番の心臓破りの坂である。
”急な階段を頑張って登る。”
”坂の上に建つ黒前神社
慶応4年に神仏分離令により釈迦堂が黒前神社として継承された。”
黒前神社から少し行くと展望台のある竪破山の頂上に到着した。
10:35 竪破山
”らせん階段を登ると展望台に着いた。
周りの樹木が繁り、僅か南方面だけの視界が開け、神峰、高鈴山が遠方に見えた。”
”竪破山の頂上で全員写真”
時間がまだ早いのでこの先の太刀割石まで進んで昼食とする。来るときは急階段を登ったが帰りはバイパスのなだらかな坂を下った。
11:00 太刀割石
”「太刀割石」(たちわりいし)この名前は水戸光圀公が付けたと言われている。
横7m、高さ2.5mあるが比較するものが並ばないと写真では大きさが判らない。”
”「太刀割石」の前で全員集合。これで石の大きさがわかる。
”8年前のハイキングの際のみんなの写真。上と比べてみよう。
「太刀割石」の前でゆっくりと昼食。他に通る人もなく、我々で石の前を占有してひと時を過ごす。
”昼食後の団らん。平井さんが「栗の渋皮煮」を提供。素晴らしい味に感嘆のひととき。”
空模様が怪しくなって来たので早々に昼食を切り上げて先に進むことにする。予報では午後から小雨。
”前に来た時は杉の巨木の中を進んだが、今は伐採されて檜の苗が植えられていた。”
”振り返ると竪破山がきれいな形で眺められた。”
天気が良ければ「奈々久良の滝」へ寄る計画だったが、雨が降って来たので登山口に戻ることにした。
”登山口の大きな樹の下で仲間の到着を待つ。”
12:50 竪破山登山口
この会のハイキングとしては珍しくちょっと雨に降られたが約3時間のハイキングは無事終了しました。
今回のコース
”今回のGPSのログ” 累積標高差:320m